基板を実装するための治具として広く使われているメタルマスクですが、メタルマスクの洗浄が不十分ですと、基盤製造における不良品の発生率が高くなります。
このページでは、メタルマスクの洗浄で気を付けたいポイントを解説し、更にさらに、おすすめの洗浄機も紹介します。
基板を実装する際に使われるメタルマスクですが、不純物の残留がないように、使用後はしっかりと洗浄する必要があります。洗浄が不十分ですと、マスク開口の目詰まりといったトラブルが起こりやすくなり、基盤製造における不良品の発生率上昇にもつながりかねません。
メタルマスクの開口部の狭小化や鉛フリーはんだの一般化を背景に、メタルマスクの洗浄は以前よりも難しくなっています。とくに、鉛フリーはんだの場合、化学的な除去が難しい物質が含まれていることが珍しくなく、溶解しきれなかった物質が開口部に残留しやすいので注意が必要です。
製造工程を見直しても不良品の発生率が下がらない…という場合、メタルマスクの洗浄工程を見直してみるといいかもしれません。
基盤の製造工程では、はんだペーストの残留物やはんだペーストの残留物がメタルマスクに付着しますが、洗浄工程では、こうした残留物をしっかりと取り除く必要があります。
なお、ペーストや接着剤、ボンドに含まれる樹脂材の種類が変われば、メタルマスクに付着する残留物の種類も変わってきます。そのため、メタルマスクの洗浄にあたっては、残留物の種類に合った適切な洗浄剤を選ぶ必要があります。
以下では、2024年4月25日現在、Googleで「メタルマスク 洗浄機」で検索してヒットする上位2社の部品洗浄機3機種を紹介します。
SAWAのSA-MAC5は、メタルマスクの自動洗浄機です。未洗浄のマスクを最大で5枚までセットすることができ、自動運転ボタンを押すと、一枚ずづ自動で洗浄します。
ハンディタイプと比べ、作業工程を約66.7%カット(※)することが可能です。
※引用元:SAWA 公式HP https://www.sawa-corp.co.jp/products/sc-mac5/SAWAのSC-ML736Jは、タッチパネル搭載の操作性にすぐれた自動洗浄機です。納品実績400台のSAWAが誇るロングセラー洗浄機の一つであり、従来機より洗浄スペースを30%小さくすることで、より少ない液消費量で洗浄が可能となっています。
OKIネクステックのACT100Mは、メタルマスクに特化した洗浄機です。共晶はんだ洗浄と鉛フリーはんだ洗浄の2つに対応し、ボタン一つで洗浄から乾燥まで全自動で行います。
また、シンプルな設計で使い勝手が良い点もACT100Mの特徴です。
▼左右にスクロールできます▼
自動車部品の洗浄なら
|
半導体部品の洗浄なら
|
医療機器部品の洗浄なら
|
|
---|---|---|---|
特徴 |
|
|
|
対象の 部品サイズ |
|
記載なし |
記載なし |
対象部品 |
|
記載なし |
記載なし |
使用する洗浄剤 |
|
|
記載なし |